住宅の「住まい心地の良さ」は「ストレスの排除」から始まる
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家具は漢字のとおり「家の具」です。関家具工務店では、家具選びを建物と同じかそれ以上に重要に捉え、豊かな暮らしをご提案しています。お客様の「こんな暮らしがしたい」が掘り起こせた時点で、家具の方向性も決め、関家具の豊富なブランドの中から、暮らしをつくる家具をご提案しています。
さらに本物の素材と素材の掛け合わせで、あとから家具が追加されたとしても馴染んでいくような、そんな住まいの「幹」をつくる。その考え方を事業部長の石井さんにお聞きしました。

石井さん 「家具は字の如く『家の具』なんです。美味しい食事をするのに主食はもちろん、おかずの具もすごく大事ですよね。建物だけが良くても少し足りない。彩りや味わい、奥深さを出すためには家具が必要です。お客様と話す中で『こんな暮らしがしたい』というイメージが顕在化されていきます。その段階で『じゃあ家具もこんなイメージでいきませんか?』と提案することが多いですね」
家は図面どおりに建っても、暮らしの顔がぼやけたままだと、家具はいつまでも後回しになりがちです。石井さんは、暮らしのイメージがはっきりしたところで、建物と家具を同じトーンに寄せていくことが大切だと話します。
石井さん 「僕らがよく提案する『クラッシュゲート』の家具は、世間一般でもオシャレだという共通認識があると思います。僕が特に好きなのは、造形をゼロから作り出したというより、配管の継ぎ手などの日常にあるものをインダストリアルデザインに昇華している点です。そして何より、生活に寄り添っているところ。友達が来た時に『カフェよりおしゃれ!』と思えるような空間でありながら、スウェットの部屋着でも、お出かけ前のオシャレ着を着ていても似合う。そんな懐の深さが一番の魅力です」
提案のなかで名前が上がることがあるのが、クラッシュゲートの家具です。インダストリアルな趣はありますが、生活に寄り添う幅が広い、と石井さんは言います。部屋着でもおしゃれ着でも似合い、わざわざ外出しなくても心が満たされる、思わず自慢したくなる空間が実現できる、と述べています。


関家具工務店ではインテリアコーディネートも行い、石井さん自身は家づくり歴26年、スタッフもインテリアコーディネーターの資格を持っています。学術的・専門的な知識を背景として、プロとしてはっきり言える関係をつくっていく、というスタンスを大事にしています。
石井さん 「お客様から『この色を使いたい』と言われた時、学術的に相性が悪い場合はプロとしてはっきりお伝えします。『選ぶのはお客様の自由ですが、専門的にはおすすめしません』と伝えると、納得して聞いてくださることが多いです」
また、新築にあたって「すでに持っている思い入れのある家具を活かしたい」というご相談にも、全力で応じると石井さんは語ります。
石井さん 「結婚の時に買ってもらった食器棚など、ストーリーのある家具は絶対に浮かないように工夫します。広さが足りないといった物理的な問題があっても、『これはやるべきだ』と思えばどうにかして実現できるように背中を押します。そうやってぶつかり合いながらも、一緒に考えて形にできた時は本当に嬉しいですね」
工務店でありながら、色の相性や持ち込み家具の位置づけまで同じテーブルで話し合って決めていく。新築だからといってすべてを新調する前提にしない、というのが、関家具工務店での家づくりの姿勢です。

家具選びの本質は、丈夫さと、実際の使われ方にある、と石井さんは言います。テーブルなら食事だけでなく、子どもの学習や在宅の仕事まで含めて、何がそろえば足りるか。本物の素材なら、汚れやシミも味わいに変わっていきます。
家も長く持つつくりと素材選びにし、「家族でアンティークを育てる」つもりで選んでほしい、と話します。空間には木に加え、ステンレスやアイアンなどをミックスし、あとから増える家具とも喧嘩しにくい下地にします。家族の好みが分かれても、住まいの根と幹が一本なら破綻しにくい、という考え方です。
石井さん 「本物の素材であれば、汚れやシミがついても味わいになります。アンティーク家具が新品より高く売られているように、僕らは他人の歴史をお金を出して買っているわけです。私たちが建てる家は、新品の状態から100年以上持つような作りと素材選びをしているので、『家族でアンティークを育てる』ことができます。
長く使って『うちのテーブルだ』と言えるような、家も家具も良い年の取り方ができるものを選んでほしいです。また、空間に様々な素材(ステンレス、木、アイアンなど)をミックスさせることで、後からどんな家具を置いても喧嘩しなくなります。家族もそれぞれ個性が違っても、根と幹が一本通っていれば良い家族になるように、家も柔軟さを持つことが大切だと思います」

石井さん 「2026年5月に完成見学会を実施した神埼市のお家は、素材感を大事にされるご夫婦で『オークが好き』というご要望でした。オークの持つ雰囲気をしっかりと出し、大人なイメージに仕上がっています。また、『保護猫を家族に迎え入れたい』ということで、テレビの横から壁をステップ状に上がり、吹き抜けの周りを一周できるキャットウォークや、猫ちゃん専用の出入り口があるトイレなど、『猫と暮らす家』というテーマでとても楽しい空間になっています。
同じ時期に建てた佐賀市のお家は、すごく明るくナチュラルなテイストです。関家具工務店の標準仕様ですが、着色せずに透明のオイルを塗る『白木』の仕上げにしているため、北欧的なイメージです。白木は経年変化が楽しめるので、若いご夫婦のこれからの歴史をずっと刻んでくれる、等身大の家になったと思います」
神埼市のお家は、ヴィンテージ感を出しつつ、猫との暮らしのテーマを動線や細部に落とし込んだお家となり、佐賀市のお家は、ナチュラルテイストでシンプルな可変性のある間取りにて、これからの変化を楽しめるお家です。このようにお客様のこだわり1つで、まったく別の顔になります。
家具は「家の具」として暮らしの輪郭を決め、インテリアの判断と持ち込み家具の扱い、素材とミックスで幹を通す。そのうえで仕上げとテーマを選べば、同じ土台でも住まいの物語は変わる、というのが、石井さんの話の帰結です。


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